ただしいダイエットのすすめ その2
ダイエットをする上で、リバウンドはみなさん避けたいですよね。
そもそもリバウンドとは、どういう物なのでしょうか?
リバウンドしなければ、ダイエット成功なのでしょうか?
みなさんこんにちは。
パーソナルトレーニングジム姿 岡崎店マネージャーの井上です。
前回の記事では、リバウンドについて「目的と行動と結果」という観点で掘り下げて書きました。
ダイエットは、減量とは別物。
なので、そもそも体重を減らすことが目的ではないのです。
つまり「体重が増える=リバウンド」ではないわけです。
詳しくは、前回の記事をご覧ください。
では、ダイエット失敗の状態「リバウンド」とは、どんな状態を表すのでしょうか。
今回は、その話をする前に、まずは「ダイエット成功」について考えていきたいと思います。
前回の記事で、
目的はみなさん様々で
主に
「体形」
「筋力」
「健康」
などが上げられる話をしました。
もう一つ、とても需要の高い要素としては、「運動不足解消」です。
ここ100年で、日本はとても便利になり、電車や地下鉄が充実している都会に住んでいる人でなければ、一家に一台以上自動車があり、家から目的地まで座ったまま着いてしまいます。
その分、運動不足に対する危機感を持って当ジムに来られる人は少なくありません。
たくさん歩かなくても生活できる便利な世の中になったので、運動する時間を別で設けて頑張らないといけない不便な世の中になったとも言えます。
運動不足が及ぼすデメリットは、ストレスがたまりやすかったり、ホルモンの分泌が滞ったりも含めると、万病の元といっても過言ではありません。
そして、筋力低下による生活への支障などなど・・・
膝や腰が毎日痛むのを年齢のせいにして諦めるなどは、本当に嘆かわしいです。
さあ、これら
「体形」
「筋力」
「健康」
「運動不足解消」
に対してしっかりと改善していくための方法は何でしょう。
それは、やはり「食事」と「筋トレ」のセットでしょう。
なぜなら
人間は、「骨と筋肉」でできていて、「食事」がその材料だからです。
結局、前回を同じ結論に行きつきます。
真理は、いたってシンプルで分かりやすい物です。
さて、ではこれから例をあげて考えていこうと思います。
まずは、食事管理や有酸素運動でカロリーが足りない(アンダーカロリー)状態を作り体重を落とす、昔ながらの方法です。
つまり、
「とにかく痩せて体重を落とす」
です。
正直、アンダーカロリーは、ダイエットの基本です。
オーバーカロリーの状態で、体脂肪を減らす方法を、私は知りません。
食事管理や有酸素運動を生活に取り入れる事で、アンダーカロリー状態になると、体脂肪などの備蓄を切り崩して生命活動を維持しなければいけなくなります。
しかし、体脂肪を燃やすよりも優先順位が高いのが、筋肉を減らす事。
筋肉を減らすことにより、生命活動に必要なカロリーを確保すると同時に、基礎代謝を下げることができます。
生き延びるためには、一石二鳥なのです。
筋肉が減ったら、どうなりますか?
「体形」・・・体形が崩れる、太りやすくなる。
「筋力」・・・体力が落ちる。
「健康」・・・膝や腰を痛めやすくなる。
「運動不足解消」・・・有酸素運動を取り入れた場合は、多少改善は見込める。
これでは、ダイエット成功とは言えませんよね?
太りやすくなった状態で、どんどん痩せにくくなり、徐々に体重が戻っていく
そうです。
これがリバウンドの正体なのです。
では、この失敗例を元に、理想的な結果はどういった物なのかを考えましょう。
ひとつ考えられるのは、
「筋肉を減らさずに体脂肪を落とす」
です。
たとえば、程よく筋トレを活用しながら、食事管理もしてアンダーカロリーにしていくような感じです。
「体形」・・・体形は崩れず細くなる分、体形はよくなる。
「筋力」・・・筋力は向上しないが、体重が落ちる分体が軽くなる。
「健康」・・・体脂肪の悪影響による生活習慣病リスクが下がる。
「運動不足解消」・・・方法による。
かなりいい結果が見込めるようになりました。
これなら、リバウンドは避けられそうです。
もっと理想は、なんでしょう?
やはり
「筋肉を増やしつつ、体脂肪を落とす」
です。
見込める成果も
「体形」・・・筋肉がつくことで全身が引き締まり、改善する。
「筋力」・・・筋力が強化されることで、日常の荷物が軽くなる。姿勢がよくなる。
「健康」・・・ホルモンバランスが整い、ストレスレベルも軽減される。
「運動不足解消」・・・体力が向上し、日々の生活で疲れにくくなる。
となります。
アンダーカロリーの状況で筋肉を増やすのは、アスリートレベルで言うとかなり難しい話ではあります。
ですが、一般の人のレベルで言ったら十分に可能です。
しかしこれには、筋トレの強度を一定以上確保する必要があります。
簡単に言ったら、「限界を遥かに超えた強度のトレーニング」です。
もちろん強度と言うのは、重量だけの話ではありません。
重量、回数、フォーム、頻度
すべてが重要です。
まとめますと
理想のダイエットは、
「筋肉を増やしつつ、体脂肪を落とす」
です。
そして、
それに必要なのは
「アンダーカロリー」
+
「限界を遥かに超えた強度のトレーニング」
という事になります。
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愛知県東海市出身
トレーナー歴は、1999年から。2002年に憧れだったプロレスラーになり、メキシコ修業を経て、みちのくプロレスや大阪プロレスにレギュラー参戦。
その後オーストラリアとイギリスを主戦場に海外遠征を繰り返したが、結婚を機にプロレスを引退。2足のわらじからトレーナーに専念し、今に至る。
トレーニング歴は、1996年から。
科学的理論と自身を実験台にした経験を武器に、進化し続ける事を信念とする。