正しいダイエットのすすめ
今年も残すところあと少しとなりました。
今年は皆様にとってどんな年になりましたでしょうか?
みなさんこんにちは。
パーソナルトレーニングジム姿 岡崎店マネージャーの井上です。
個人的には、今年は悪くない年だったように思います。
と言っても、約42年生きてきて、「今年は、最悪の年だったな」という年は、今のところないのが現状ですが・・・
とても幸せな事ではありますが、「とにもかくにも気の持ちようである」というのが、持論であります。
さて、今年を締めくくるにあたって、原点に立ち返り、正しいダイエットについてしっかりとお伝えできればなと思いました。
そもそも理想とするダイエットとは、どういった物なのでしょう?
体形など細かい話になると、目指すところは人によってかなり意見が分かれるところだと思います。
その目標や目的によって、食事内容やアプローチ方法が変わってきます。
ただ、「これ望む人はあまりいないよね」という物は、いくつか考えられます。
たとえば
リバウンド
リバウンドと言うのは、「減らした体重が元に戻る事」という認識が一般的なのではないでしょうか?
しかしそれは、本当に元通りなのでしょうか?
これを考えるのに重要なポイントは、
「そもそもダイエットの目的は、体重を減らすことですか?」
です。
ダイエットのきっかけは、人それぞれだと思います。
「太ってきたので痩せたい」
「重くなってきて膝が痛い」
「かっこよく水着が着たい」
「お医者さんで体重を減らすように言われた」
などなど
では、これらは本当に体重を減らすこと自体が目的になるでしょうか?
「太っている」と感じていたり、「水着など服装をかっこよく着こなしたい」という気持ちは、「体重」ではなく「見た目、体形」の話です。
「重くなってきた」は、体重の事のようにも思えますが、実際には体重が筋力を上回っているという話で、どちらかと言うと「筋力」の話です。
「お医者さんで体重を減らすように言われた」に関しては、目的は「健康」であり、「体重を減らす」は、「手段」にすぎません。
このように、本当の意味で「体重を減らすこと」を目的としている人は、とても珍しいのではないかと考えられます。
つまり、体重を減らすことが目的ではないのに、減った体重がまた増えた事を「リバウンドだ」と言って嘆いても、そもそもズレている事になります。
物事の本質をとらえないと、少し考えれば分かるはずの事が分からなくなり、判断を誤ることになりかねません。
その結果、あり得ないうたい文句にそそのかされて
効果のない商品に飛びついたり、まったく意味のない努力をしたり…
では、本来目的である
「体形」
「筋力」
「健康」
に対して、正しいアプローチができる物が、本当のダイエットなのだとしたら
それは、やはり「食事」と「筋トレ」をセットで考えるべき物でしょう。
なぜなら
人間は、「骨と筋肉」でできていて、「食事」がその材料だからです。
つまり、「筋肉」こそが目的達成のカギを握り、その材料である「食事」が重要でないわけがない。という事です。
なので、食事とは栄養を摂取することです。
たとえばファスティングなど、食べない事が核にある食事法は、ダイエットとは別の目的であると言えるでしょう。
よって、体重の増減は、生きていれば普通に起こる生活習慣の結果であって、目的にはなりえない。
重要なのは、「体の中で何が起こっているのか」です。
筋肉を増やすことで、体形を整え、代謝をよくし、また脳によい刺激を送れます。
体脂肪を減らすことで、細くなり、軽くなり、動きやすくなります。
食事で成果を出すために必要なのは、「知識と実践」ですが、
筋トレで成果を出すために必要なのは、「経験と技術」です。
正しいトレーナー選びが、正しいダイエットの一番の近道です。
それでは、よいお年をお迎えください。
愛知県東海市出身
トレーナー歴は、1999年から。2002年に憧れだったプロレスラーになり、メキシコ修業を経て、みちのくプロレスや大阪プロレスにレギュラー参戦。
その後オーストラリアとイギリスを主戦場に海外遠征を繰り返したが、結婚を機にプロレスを引退。2足のわらじからトレーナーに専念し、今に至る。
トレーニング歴は、1996年から。
科学的理論と自身を実験台にした経験を武器に、進化し続ける事を信念とする。