食欲が止まらないあなたに朗報です!もう「我慢」しなくていい!
年齢性別にかかわらず、ダイエットにチャレンジしたことがある人は、かなり多いと思います。
では、成功した人の割合はどのくらいなんでしょう?
アメリカの有名な研究結果では、成功したのはわずか5%だと出ています。
日本では、もう少し高いのでしょうが、多く見積もっても3倍の15%がいいところでしょう。
ダイエットの失敗理由の第1位は、「我慢できず食べてしまう」なのだそうです。
では、なぜせっかくダイエットを始めたのに、食べてしまうのでしょう?
原因を理解して、正しいアプローチをする事で、あなたのダイエット成功がグッと近づきます!
なぜ「もっと食べたい」欲がおさまらないのか
「過剰な食欲」の主な原因は、ストレスや睡眠不足などと言われています。
もちろん、その原因となる「ストレス」や「睡眠不足」を取り除くことができたら、食欲が抑えられるだけではなく、人生のあらゆる面でプラスがあるでしょう。
なにしろ、「ストレス」や「睡眠不足」は、かなり多くの人が感じている物ですし、様々な悪い影響をもたらしているのは明らかです。
その他にも「砂糖依存症状」などが考えられます。甘い物が不足すると食べたくなる症状です。
しかし
問題は、そこではありません。
ダイエットの失敗理由第1位を思い出してください。
「我慢できずに食べてしまう」です。
この「食べてしまう」が原因だと考えるところに落とし穴があります。
大事なのは、「我慢できずに」の方です。
我慢していたのに…
我慢しなきゃいけないのに…
食べてしまった
なんで…
今度こそと思っていたのに…
あぁもうダメだ!
がんばっても意味ない!
こんな心境になったことある人も少なくなさそうです。
「我慢」とは、「苦痛」をともないます。
そして、守れなかった時に「自分を責めて」しまう心理につながりやすいです。
この「自分を責める」心理が、ストレスとなり、さらなる「我慢できない」を生むのです。
さらに、「あぁ、もうダメだ!」まで行ってしまうと、今までの努力を無にするような暴挙にもつながりかねません。
どうしたら回避できるのでしょうか?
過剰な食欲を抑える方法
根本的な解決法を順に理解しましょう。
食事を摂る目的
食事を摂る主な目的は二つ
・体を動かすためのエネルギーの補充
食事において、こちらを重視している人が大多数ではないかと思います。
「エネルギーが余る=太る」を意識してのことと思います。
しかし、エネルギーの補充は、もう一つの食事の目的に比べればそれほど重要ではないとも考えられます。
「エネルギーは、足りなくならないようにすればよい。」くらいの重要度です。
しかも、多少足りなくても体脂肪という貯蓄もあります。
・健康な体を保つための材料の確保
むしろ、こちらがとても重要です。
体の内側の臓器も骨も全て、たえず新陳代謝を繰り返しています。
髪も爪も伸び続け、皮膚も常に次から次へと作られていきます。
その他にも、ビタミンやミネラル、水分などの生命活動に必要な栄養素はたくさんあります。
そういった栄養素をしっかりと摂取することが、生きていくためにとても重要なのです。
体はタンパク質でできているという事実
エネルギーと材料は、どちらが重要でしょうか?
エネルギーとは、車で言えば「ガソリン」に相当します。
材料とは、車で言えば「部品」に相当します。
もちろん「ガソリン」がなければ、車は走りません。
しかし、「ガソリン」がなくても壊れることはありません。
もし、「部品」がそろわないと…
たとえばエンジンがなかったら…
たとえばハンドルがなかったら…
そんな状態の物は、車と言えるかどうかも怪しいです。
人間でいうところの「部品」である、内臓を始め、筋肉や髪や爪などはすべて、主成分はタンパク質です。
食事の一番の目的は、
生き延びるために必要なタンパク質の確保
なのです。
最初にタンパク質を摂り、体を満足させよう!
人は、タンパク質が必要な分だけ補充されないと、もっと食べたいと感じます。
「もっと食べたい」と感じた時に、タンパク質を摂らずに本来不必要な量の炭水化物や脂質を摂ってしまうから、エネルギー過多で、太ってしまうのです。
食欲が抑えられない原因は、タンパク質の摂取不足と考えられるわけです。
食事の最初にタンパク質の多い食材を食べるようにしましょう。
すると、自然と体が満足感を感じて、食べ過ぎを抑えられます。
一度の暴飲暴食では、ほとんど太らない
もう一つの負の連鎖にも解決策があります。
暴飲暴食の後悔がストレスとなり、さらなる暴飲暴食を引き起こす事を回避していきましょう。
一日のうちに暴飲暴食をいくらしたところで、その日のうちに何kgも体脂肪が増えることはありません。
脂肪細胞の合成にも限度があります。
つまり、過度なストレスを感じるほど後悔する必要はないのです。
食べた直後の体重に惑わされてはいけません。
体重は、水を飲んでも増えます。
それよりも、また食事のペースを取り戻し、賢く食事内容のコントロールを続けていく事で、確実に成果はあなたの体に表れてきます。
「また、やってしまった!もぉだめだ!!」
と悔やむよりも、しっかりと明日からの食事を前向きに取り組むようにしましょう。
愛知県東海市出身
トレーナー歴は、1999年から。2002年に憧れだったプロレスラーになり、メキシコ修業を経て、みちのくプロレスや大阪プロレスにレギュラー参戦。
その後オーストラリアとイギリスを主戦場に海外遠征を繰り返したが、結婚を機にプロレスを引退。2足のわらじからトレーナーに専念し、今に至る。
トレーニング歴は、1996年から。
科学的理論と自身を実験台にした経験を武器に、進化し続ける事を信念とする。