今すぐ痩せたい!1ヶ月で5kg痩せるために知っておくべき事
ダイエットを始めるきっかけは、様々です。
テレビでダイエット番組を見たり
健康診断で医師から運動指導を受けたり
お子さんの入学式で着るはずのフォーマルウエアが入らなかったり…
あと1ヶ月しかないのに…
もちろん、もっと早めからしっかりダイエットに取り組めるなら、その方がずっといいです。
正しい体作りができます。
しかし、時間は戻りません。
あと1ヶ月しかない人に必要な知識と方法をご紹介します。
1ヶ月でマイナス5kgは、可能なのか
まずは、目的をはっきりと認識することが重要です。
体脂肪を5kg減らすとしたら、それは1ヶ月で可能なのでしょうか?
体脂肪1キロ=7,000キロカロリー
単純に考えて、体脂肪5kgは、35,000キロカロリーです。
一カ月30日で減らそうと思ったら、毎日休みなく取り組むとして一日約1,200キロカロリーの体脂肪を燃やしていかなくてはいけません。
これは、かなり長時間の有酸素運動と厳しい食事制限が必要なレベルです。
また、それだけ苦労して体重を落としても、減量が急激すぎるため筋肉の分解を抑えられず、体形を崩してしまいかねません。
さらには、恐ろしいリバウンドが待っている可能性もあります。
また、ダイエットを始めると最初の数kgは、すんなり落ちたりします。
それは、食事を減らすことで食事から摂れる水分が減り、からだが脱水するからです。
体脂肪が減ったわけではないので、「体重は減ったのに体形は改善されない」ということが起きてしまいます。
「体重を減らす」と「痩せる」は、イコールじゃない
そもそも、今の体形、体質によっても痩せやすさは変わってきます。
体脂肪がたくさんある人は、その中の5kgを減らすことは、そう難しい事ではないでしょう。
体重だけではなく、体脂肪率などを総合的に考えるべきです。
もう一度、目的を確認してみましょう。
健康診断に引っかかった人は、「健康」が目標でしょう。
昔の服が入らなくなった人は、「細くなること」が目標です。
ということは、体重が減るのは結果であって、体重を減らすこと自体には、なんの意味もないわけです。
つまり、体重を目標の目安にすることは、間違ったダイエットに陥りやすいためお勧めできません。
いかに体脂肪を効率的に燃やしていくかが、成功のカギを握ります。
「ちゃんと痩せる」の本当の意味
正しいダイエットは、健康を促進し、体形を改善することです。
そのためには、できるだけ筋肉を落とさずに、体脂肪を狙い撃ちしていかなくてはいけません。
どうしてもこの日までに痩せなきゃいけないという期限が迫っている人は、これらをよく理解したうえで、短期的に絞り込むことを考えましょう。
そして、なんとか期限の日を乗り越えたら、その後はかしこくボディメイクしていくのが、賢明でしょう。
具体的な方法【運動編】
《消費カロリーの目安》
早歩き(時速4.8km)60分
体重60kg…220kcal
体重80kg…294kcal
早歩き以上の高負荷な有酸素運動は、ダイエットには不向きです。
筋肉の分解の観点からお勧めしません。
*有酸素だけで一日1,200kcal消費しようと思うと、毎日4時間以上歩き続けることになります。
現実的には、食事制限がメインで、有酸素運動は+αという位置づけになります。
具体的な方法【食事編】
・揚げ物や丼ものなど、糖質、脂質の高いメニューは、さける。
・タンパク質がメインのメニューに切り替える。
・ビタミン、ミネラル、食物繊維などもしっかり摂る。
・主食(穀物)は、夜は食べない。
・糖質、脂質の高い味付けもさける。
みなさんがよく知る当たり前の内容ですが、それをしっかり毎日実践することで、日々着実に成果を積み上げていきましょう。
体脂肪が減るかどうかは、やるべきことをやり切れるかどうかにかかっています。
まとめ
短期間で体重を落とすのは、難しいことではありません。
ただ、きれいにダイエットできるかは、また別の話です。
正しくダイエットをして、かっこいい体を作るのには、筋トレが不可欠です。
ダイエットを始めようと思い立ったきっかけを大事にして、ちゃんとしたボディーメイキングを計画的に続けられるのが、一番重要なのではないでしょうか。
愛知県東海市出身
トレーナー歴は、1999年から。2002年に憧れだったプロレスラーになり、メキシコ修業を経て、みちのくプロレスや大阪プロレスにレギュラー参戦。
その後オーストラリアとイギリスを主戦場に海外遠征を繰り返したが、結婚を機にプロレスを引退。2足のわらじからトレーナーに専念し、今に至る。
トレーニング歴は、1996年から。
科学的理論と自身を実験台にした経験を武器に、進化し続ける事を信念とする。