肩甲骨が硬い人は、要注意!
今日は上半身の種目において重要な肩甲骨の動きについて考えたいと思います。
上半身の種目と言ってもたくさんあるので、今日は大胸筋の種目と広背筋の種目をメインに考えていきます。
みなさんこんにちは
岡崎市・パーソナルトレーニングジム姿、マネージャーの井上です。
暑い日が続いていますが、負けずに元気に行きましょう!
さて
大胸筋の種目と広背筋の種目は、動き自体はほぼ同じだと考えています。
拮抗筋である二つの筋肉は、当然収縮の向きが違います。
なので、コンセントリックとエキセントリックが入れ替わりますが、表裏一体の種目もあります。
大胸筋は、ほぼ水平に走っているのに対して、広背筋はかなり斜めに走っているので、角度が変わっては来ますが、それでも動きの本質…特に肩甲骨の使い方はとても似ているように感じます。
人気種目であるベンチプレスとラットプルダウンを例に考えてみましょう。
よくトレーニング方法が載った本なんかを読むと、どちらの種目も、とにかく肩甲骨を寄せましょうと書いてあります。
この「肩甲骨を寄せましょう!」が、一番の間違いの元のように感じています。
もちろん肩甲骨を寄せるイメージは大事です。
でも、これはフォームができている人が感じる「肩甲骨が寄ってる」という感覚であって
何も知らない人に「肩甲骨を寄せましょう」だけを伝えて、勘違いせずにちゃんとしたフォームなるとは、とても思えないのです。
なぜなら、「寄せる」というイメージは、人それぞれだからです。
この「人それぞれ、イメージにズレがある」ということに対応していくことが、プロトレーナーとしてかなり重要な部分ではないかと思います。
ただただ、「肩甲骨を寄せましょう」と、参考書に書いてあった文を暗記しただけでは、その言葉をちゃんと理解していないし、プロトレーナーとはとても言えないですよね…。
ちょっと余談でした。
話を戻します。
具体的に私自身の経験からお話します。
「肩甲骨を寄せる」と聞くと、僧帽筋を収縮する人が多数なように感じます。
僧帽筋を収縮すると肩甲骨は寄りますが、同時に肩甲骨が上がり、首を短くするような動きになってしまいます。
肩甲骨が寄った状態で上がると、大胸筋も広背筋も弛緩します。
大胸筋や広背筋が弛緩しているのにベンチプレスでバーベルをあげる。ラットプルダウンでバーを引く。
腕でバーを動かしてるだけという事です。
じゃあ、結局どうしたらいいのか・・・
どこまでいってもネット上のこういった文面や動画には限界があるという事です。
たとえあなたが、「なるほど!そういう事だったのか!!」「もうわかった!いい事を教えてもらった!」と感じたとしても…
それは、今のあなたに最適なアドバイスである可能性は、そう高くはないからです。
そして、幸運にも的確なアドバイスを得られたとしても、それをその後実践できてるかどうかは、自分で判断できるとは限りません。
要は、直接人に教わる事に勝るものはないという事です。
ただ、このままこの記事を終わるのは忍びないので、肩甲骨をどうするべきか私の言葉で書いておきます。
肩甲骨は、下げるんです。
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愛知県東海市出身
トレーナー歴は、1999年から。2002年に憧れだったプロレスラーになり、メキシコ修業を経て、みちのくプロレスや大阪プロレスにレギュラー参戦。
その後オーストラリアとイギリスを主戦場に海外遠征を繰り返したが、結婚を機にプロレスを引退。2足のわらじからトレーナーに専念し、今に至る。
トレーニング歴は、1996年から。
科学的理論と自身を実験台にした経験を武器に、進化し続ける事を信念とする。