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ダイエット講座

2017/05/15

大腰筋パラドクスとは

突然暑い日があったりで、「もう夏だ~」なんて声も聞こえますが、まだ5月ですよ。

 

今日は、大腰筋について考えてみます。

 

パラドクスとは

パラドックス (paradox) とは、正しそうな前提と、妥当に思える推論から、受け入れがたい結論が得られる事を指す言葉である。逆説、背理、逆理とも言われる。

数学以外の分野では「パラドックス」という言葉はよりラフに用いられ、「ジレンマ」、「矛盾」、「意図に反した結果」、「理論と現実のギャップ」等、文脈により様々な意味に用いられる。

Wikipediaより)

 

つまり、大腰筋の働きについて考えると、矛盾しているような事があらわれる話です。

 

 

皆さんこんにちは。
岡崎市・パーソナルトレーニングジム姿、マネージャーの井上です。

 

 

パーソナルに来られるお客様の中で、カウンセリングの段階でお話を聞いていると、「猫背」を治したいという方がかなり多いように感じます。

姿勢矯正、特に猫背や巻き肩、反り腰の改善など、筋肉をつけて姿勢を改善したい考える方は、とても多いです。

 

中には
長時間座りっぱなしのデスクワークで長年働いていて、骨盤を後傾させた姿勢で続けているせいで、固まってしまった方や
骨盤を前傾させて反り腰で支える習慣から腰椎のS字が深くなり、内臓が押し出されて下腹部が出てしまっている人もいます。

こういった方は、上半身の重さを腰側の筋肉だけで支えることで、腰は常に緊張状態にあり、腹筋は使わないためにどんどん弱くなっていく…

慢性的な腰痛に苦しむ方も少なくありません。

 

これらは、ダイエット目的に人にも共通して言えますが、

そもそもやせること(体脂肪を減らすこと)が、目的達成(やせて見えること)につながらないんですよね。

 

 

 

骨盤は、前傾しすぎても、後傾しすぎても、猫背につながるんです。
足の裏やおしりで体重を支える時、下の方で起こった歪みは、上の方でバランスを取らないと倒れてしまいますからね。

 

結果、首を前に突き出してバランスをとるため、猫背になってしまいます。

 

では、それを筋トレで筋肉をつけることで、改善できないのか…

いったいどの筋肉を鍛えたら直接的に効果があるのでしょう?

 

 

骨盤の前傾が強い人は、後傾させる筋肉を鍛えればいいのではないか。
その逆もしかり。
という事になります。

 

では、骨盤を前傾させるのに使う筋肉は、なにか?というと、タイトルにもある通り大腰筋です。

 

そして、骨盤を後傾させる筋肉も実は大腰筋なのです。

 

これは、大腰筋パラドクスとも言うそうです。

つまり、矛盾点ですね。

 

通常筋肉は、表裏一体で対になる筋肉がバランスをとっています。

これは拮抗筋と言って、例えば肘を曲げる上腕二頭筋と肘を伸ばす上腕三頭筋のように、逆の動きをする筋肉が関節の反対側にあるのです。

大腰筋の拮抗筋は、大腰筋自身?ということになるのです。
骨盤を前後傾させるという意味では…ですが。

 

体の構造の神秘は、さておき
大腰筋の筋トレをメニューにとりいれて、損はなさそうですね。

 

ちなみに大腰筋は、運動能力にもかなり関係していると言われています。

姿勢改善だけでなく、スポーツをする人にも、ぜひ大腰筋トレーニングをお勧めします。

 

 

 

 

 

 

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