トレーニング効果を引き出す軌道を考える ~ひじの向き
今日は、前回に引き続き肩関節種目のお話です。
みなさんこんにちは。
岡崎市・パーソナルトレーニングジム姿、マネージャーの井上です。
肩関節と言えば、生活するうえでもかなり使用頻度の高い関節です。
使用頻度が高い分、使い方が悪いと「肩こり」や「四十肩・五十肩」など、不調になりやすい関節です。
肩関節の動きをわかりやすく筋肉ごとに表すと
大胸筋は、腕を前に出す。
広背筋、大円筋は、腕を後ろへ引く。
三角筋は、腕を上にあげる。
動きは他にも多彩で、かなり雑な書き方をしましたが、わかりやすく表すと上記のようになります。
そして、それらの筋肉をどうトレーニングするかは、筋肉の動きから考えなければいけません。
重要なポイントの一つは、ひじの向きです。
普段の生活で、先ほどあげた4つの筋肉はほとんど使わないんじゃないかと思います。
生活の中での動きは、なるべく小さい筋肉を使うようにできているという事実に気づかなくてはいけません。
なので、筋トレ未経験の方は、もちろん。
筋トレを長年している人でも、正しい筋肉の動きが理解できていない人も、しかり。
大筋群をなるべく使わないように、小手先でコントロールして、腕で動かそうとしてしまいます。
負荷が乗っている割合が腕の方が大きい以上、腕が先に限界を迎えてしまい、大胸筋や広背筋がオールアウトすることはありません。
分かりやすく言うと、ベンチプレスを何kgで何回できるのかと、大胸筋がどこまで肥大するかは、比例しないのです。
そのバーベルをあげるのに、大胸筋が何%関与しているのかというのが重要になってきます。
だから、「トレーニングフォームは大切ですよ。」と、言うんです。
もちろん、より重いものをよりたくさんの回数上げた方が、成長は見込めます。
ただ、負荷を逃がしてしまったら、成長しないのは当然ですよね?
大事なのは、ひじの向きです。
もちろんそれだけじゃないですが、
ひじをコントロールすることで、ターゲットに対して理にかなった動きが、初めてできるようになると思います。
冒頭にインクラインベンチの写真を載せましたが、インクラインの種目でも同じです。
ただ、インクラインには、他にも大きな落とし穴があります。
それは、またの機会に書こうと思います。
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愛知県東海市出身
トレーナー歴は、1999年から。2002年に憧れだったプロレスラーになり、メキシコ修業を経て、みちのくプロレスや大阪プロレスにレギュラー参戦。
その後オーストラリアとイギリスを主戦場に海外遠征を繰り返したが、結婚を機にプロレスを引退。2足のわらじからトレーナーに専念し、今に至る。
トレーニング歴は、1996年から。
科学的理論と自身を実験台にした経験を武器に、進化し続ける事を信念とする。